はじめに
9月から新しい会社に転職して、オンボーディング(立ち上がり研修)が始まりました。
そこで必ず言われるのがこの一言。
「分からないことがあったら、どんどん質問してね」
不動産業界もSaaS営業も完全未経験の私にとって、分からないことは山ほどあるはず。
…なんですが、実際は「そもそも質問が浮かばない」ことが多いんです。
これ、高校の数学の授業でもよく感じてました。
「え?なにが分からないのか分からない」あの感覚。冷汗が止まらないですよね。
多分、同じ経験をしたことがある人も多いと思います。
この記事では、そんな“分からないが分からない”状態の正体と、どう乗り越えるかをゆるっとまとめてみました。どう対応すれば良いのか、私なりの考えを整理してみました。
なぜ質問が浮かばないのか?
質問が思い浮かばない典型例を挙げてみます。
- 不動産業界のプレイヤーや自社のプロダクト
- 数学の公式や概念
- 友人が好きな地下アイドル
整理してみたら、大きく2つのパターンに分けられました。
知識ギャップ(=情報格差)
- 単語や仕組みを知らない
- 知ってるけど頭の中で整理できてない
感情ギャップ
- 興味が持てない
- 必要性を感じていない

対応策
感情ギャップの場合
興味がないことって、どう頑張っても質問が出ないんですよね。
こういうときは割り切りが大事。
👉 「自分の仕事に必要なところだけ押さえればOK」
と考えると気が楽になります。全部理解しなくても大丈夫。
知識ギャップ(=情報格差)の場合

こちらは学習意欲があるにもかかわらずつまずいているパターン。対応策はシンプルで、「情報のギャップを埋めること」です。
- 不勉強を正直に認めて聞く
「すみません、前提知識から教えていただけますか?」と素直に尋ねる。
基礎を確認しておくことで、会話の土台が整います。 - AIで前提を補う
AIの良いところは「人に聞くと恥ずかしいレベルのことでも、気軽に尋ねられる」点です。
私は実際にこんなふうに聞きました。
Q: 不動産テックの「AM」と「PM」って何が違うの? 小学生にもわかるように説明して
AIからの回答(引用)
AM(アセットマネジメント)
- Asset=資産(建物や土地のこと)
- Management=運用
👉「大きなお金を持ってる人(投資家)に代わって、その資産をどう増やすか考える人」
例えるなら:
サッカーチームの監督みたいなもの。
試合に勝つために選手(不動産)をどう使うか、誰を出すか、どんな戦術にするかを考える。
PM(プロパティマネジメント)
- Property=物件そのもの(ビル、マンションなど)
- Management=管理
👉「建物を実際に管理・運営して、入居者さんが快適に過ごせるようにする人」
例えるなら:
サッカーチームのコーチやマネージャー。
日々の練習を見たり、怪我しないようにケアしたり、用具を整えたり。現場を支えている。
違いを一言でまとめると
- AM=資産を増やすための大きな戦略を考える人
- PM=建物を現場でちゃんと回す人
👉 投資家やオーナーのために「全体戦略を考えるのがAM」、
👉 入居者やテナントが快適に過ごせるよう「現場運営を担うのがPM」。
その上で「じゃあ自社のこのプロダクトはAM寄り?PM寄り?」と先輩に聞けば、話が一気に具体的に進みます。
👉 AIで基礎を固めてから人に聞く。この二段構え、かなりおすすめです。
実体験:忙しい環境ではAIが役立った
私自身、オンボーディングの最中に「この用語なんだっけ?」と思うことが何度もありました。
もちろん周囲の先輩に聞ければ良いのですが、入社直後で周りがあまりにも忙しそうにしていると、「こんな初歩的なこと聞いていいのかな…」と躊躇してしまう瞬間がありました。
そんな時に使ったのがAIでした。
聞きづらい基礎的なことをAIに投げて理解を整理し、その上でどうしても引っかかる部分だけ人に質問。
結果として、相手の負担を減らしつつ、自分も自信を持って会話に参加できました。
👉 私にとって「AIを使う=ズル」ではなく、“情報格差を埋めるショートカット”でした。
ここから得た学び
振り返ると、「分からないが分からない」を放置するか、ちゃんと埋めにいくかで成長スピードが全然違います。
- 放置する → その場はしのげても知識は積み上がらない
- 埋めにいく → 新しい環境にどんどん順応できる
結局、“情報格差をどう潰していくか”が、新しい環境で早くキャッチアップできるかどうかの分かれ道なんだと思います。
まとめ:明日からできること
「質問が浮かばない…」と思ったら、まずはこう考えてみてください。
👉 これは 知識ギャップ なのか、感情ギャップ なのか?
もし知識ギャップなら、
- 素直に聞く
- AIで補う
- そして人に具体的に聞く
この流れでいけば、挽回の一手が必ず打てます。
次に同じ状況になったら、心の中でこうつぶやいてみてください。
「これは情報格差だ。埋めにいこう」
ちょっとした意識の切り替えが、学びのスピードを大きく変えてくれるはずです。
この記事が、同じように悩む方の一助になれば幸いです。
コメント