きっかけ
法人設立の準備でドタバタしていたとき、ふと手に取ったのが『いつも幸せな人は、2時間の使い方の天才』です。
「幸せ」と「時間術」をどう結びつけるのか?タイトルを見ただけで惹かれて、すぐに読み始めました。
本の概要
著者紹介

著者:今井 孝
株式会社キャリッジウェイ・コンサルティング代表。大阪大学大学院を出て大手IT企業で新規事業を成功させたけれど、独立してからは大変で…講座は閑古鳥、教材も売れず在庫の山になった苦い経験もあるんです。そんな逆境を乗り越えて、10年毎回300人以上が集まるセミナーを主催し、累計6,000人以上の起業家を支える存在に。
『起業1年目の教科書』シリーズは累計10万部超、『誰でもできるのに9割の人が気づいていない、お金の生み出し方』はYouTube大学でも話題になった一冊。そして今回の『いつも幸せな人は、2時間の使い方の天才』も、「幸せを感じる時間の使い方」って切り口がすごく刺さりやすくて、めちゃくちゃ面白かったです。 学生時代は古代遺跡巡りが趣味だったり、クラリネットを36歳から始めたりするユニークな一面もあって、なんとなく親近感わくんですよね。
本書の主張
幸せに生きている人たちとそうでない人の差はそれほどない。
しかし、決定的な違いが一つある。
それは、1日の中に「最高のひととき」を2時間程度設けていること。
1日2時間程度だけ、幸せになることにコミットすれば、人生は変わる。
章ごとの要点
第一章
- 自分の幸せを自分で理解できていない現代人が多い
- 充実しない人生を抜け出すための方法論を第2章~第6章で解説する
第二章
- 「国」「会社」「お金」などの仕組みやルールは、幸せに生きるための手段である
- 日常に散らばっているムダには種類があり、それは辞められる
第三章
- 自分の欲求が分かれば、分かるほど、自分を幸せにしやすくなる
- 人間は、1つの感情をずっと味わっていると飽きてしまう生き物
第四章
- スケジュールを考える前に、1週間・1日単位でテーマを決めると充実感を得やすい
- 最高の一日に必要なことは、「達成する仕事」と「ご褒美」
第五章
- 最初は続けることが肝心、後から結果はついてくる
- 意思の力に頼らず、「自分を動かすこと」にお金を使おう
第六章
- 小さなことで意識的に喜ぶことが幸せに直結する
- 「よかったこと」を記録して、振り返ると毎日が輝く
学びポイント + 自分の気づき
前半パートになるほどな~と学びになったポイントが詰まっていました。
特に心を動かされた部分をピックアップします。
幸せの3ジャンル
人が幸せに感じる瞬間は星の数ほどありますよね。
例えば、難しい仕事を時間内に終わらせたとき。仲の良い友達と遊んでいるとき。大好物を食べるとき。
著者である「今井孝」さんは星の数ほどある幸せに感じる瞬間を3つのジャンルで表しています。
①達成感
②ふれあい
③リラックス

この3つのジャンルのどれかに偏りすぎても、人は幸せを感じにくくなってしまいます。
例えば、③リラックスに寄ってしまった場合を考えてみると、、
3食自分の大好きな好物を食べ続け、サウナに入って整う。そして好きな音楽を聴いて、眠りにつく。
一見最高ですね・・!
ただ、私の場合、友人や家族に会わずに、1週間こんな暮らしをしていたら、飽きてしまう気がします。
なので、適度に達成感を味わいつつ、人との関係を持ち、リラックスできる時間を作る。
これが幸せへの近道であるとまとめられていました。
言われてみればその通りですが、3つのジャンルを日常に散りばめるという発想はなかったので、大変勉強になりました。
自分の幸せを言葉にする
皆さんは自分がどんな時に幸せかを言葉にできますか?
本書では『自分を幸せにしてくれるものリスト』を作成するというワークが記載されています。
ワークの中で以下の3つの観点で、幸せを言葉にしていきます。
①簡単にできること
②ちょっと無理すればできること
③とんでもないこと
私も実際にやってみました。
簡単にできること
サウナに入る、コーヒーを飲む、大好物のハンバーグを食べる、ジャンルを問わず本を読む、映画を観る、仲の良い友人と一緒の時間を過ごす、筋トレ、音楽鑑賞、ギターを弾く、家族と一緒の時間を過ごす、散歩する、スマホゲーム
※目から鱗だったのは、「それをするのが好き」かつ「それをしている自分が好き」という両輪がそろっていることが幸せに直結するという話です。
私自身、昔からゲームをすることが好きなのですが、最近ゲームをやった後に、なんでこんなに時間を使ってしまったんだろう・・と自己嫌悪になることがありました。
果たしてそれは幸せなんだろうかと考えたときに、ゲームを長時間している自分に胸を張れないからだと気づきました。
今後は、やりすぎに注意します。。
ちょっと無理すればできること
温泉旅行、卓球、ハーフマラソンへの出場、アーティストのライブに行く、本を出版する、ハワイ旅行、自宅にサウナを作る
とんでもないこと
100万部売れる本を書く、設立した法人の年商1億を達成する、フィジークの大会で入賞する、ドームでライブする、社会人卓球で全国出場する、バイクで日本一周、家族で0から卓球場を黒字経営する
言葉にしてみると、思いのほか自分の人生は幸せに満ちていると感じました。
今後は意図して自分が幸せに思うことを日常に散りばめていきたいですね。
成功を収めるためには
今までの部分では、日常で幸せをつかみ取る方法論をお話してきました。
著者である「今井孝」さんは、長期的に大きな目標を成し遂げることにも言及しています。
短期的な充実感だけでは、本当の意味で最高の人生は得られません。
長い時間をかけて達成したいことも人にはあります。
何が必要なのかというと、
①大きな目標を決める(10年単位)
②日々のルーティーンに落とし込む
この2つです。
私も実際にやってみました。
大きな目標を決める(10年単位)
- 設立した法人で年商1億を達成する
- 100人規模のギターの講演会を開く
- 100万部売れるベストセラー本を書く
ルーティーンに落とし込む
- 毎日中小企業診断士の勉強:30分
- 毎日ギターの練習:10分
- 週次でブログの更新(日次で1行は書き進める)
10年単位の目標をベースにしてアクションを決めたことはなかったです。
継続の投資を惜しまず、少しずつ前進していきます。
※独学で資格勉強をすると、どうしてもさぼりがちになってしまうので、講座を受講してみるのもよいかな~と思っています。
まとめ

幸せはなるものではなく、目の前にあるもの。
それにどのように気づくのかを教えてくれた良書でした。
「皆さんにとって、“目の前にある幸せ”は何でしょうか?」

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